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THE DA VINCI CODE
2006年/アメリカ/149分 ネタバレ 監督: ロン・ハワード 「天使と悪魔」の記事で「前作の『ダ・ヴィンチ・コード』の今ひとつの物足りなさもあったしなぁ」と記憶に残っている印象を書いてみたものの、はて、私はどんな感想をブログで書いてたかしらとみたら、記事がない!…ということは本作もブログ開設前の鑑賞? 「天使と悪魔」のパンフレットが「ダヴィンチ・コード」DVD付きだったので早速に再鑑賞。 ちなみに私は原作をどんな風に映画脚本として纏め上げてるんだろうと、最近はそんな見方も面白くって、本作なども原作もかなりのボリュームで内容はキリスト教が絡みの謎解きということで、原作を読んでからの鑑賞だった。(今となっては原作の内容など記憶の彼方にいってますけど…) 劇場鑑賞したとき、シラスの彼にまつわる背景などはばっさりと斬り捨てていたりと、どこを拾い何を切り捨てるか、脚本もなかなか苦労しただろうなって思った記憶がある。 「イエスというユダヤの若者」から始まるキリスト教の起源にまで遡り、イスラエルをさす「シオン」を冠した「シオン修道会」とか(キリスト教世界のユダヤ人迫害の歴史なんかとも繋がるんだよね。)、権力を持ったカトリック教会から異端とされ激しい迫害にあった修道会の歴史、カトリックの教義にまつわる欺瞞性など…ローマ教会はイエス・キリストを冒涜するものだとして。映画のボイコットを呼びかけたとか。カンヌでもブーイングの嵐だったとか… 私も今回観ていて、ロン・ハワード監督は本作の映画化をよくまぁ踏み切ったもんだわって思った。 しかしカトリック教会がかくも巨大な権力組織であるならば、周知の歴史でもあるわけで、さもありなんといえる暴露ともとれる話や、テンプル騎士団にまつわる秘密、「最後の晩餐」の絵解き、マグダラのマリア、聖杯の意味するものなどといった絵解きなども、キリスト教徒でもなく、宗教に対して白紙の私としては「トリビアの泉」の「へぇ~~」のごとくに面白かった。 映像演出はなかなかの見応えがあって、こうやって再鑑賞してみると、ロン・ハワードやっぱり頑張ってるな って思う。 ただ凝った映像と比べて、私的には「トリビアの泉」的謎解きのストーリー展開に、いささかのアンバランスさを感じた。謎が次々と上手くつながっていくと、謎解きそれ自体は面白いのだけれど、ここまで出てくると、いささかのこじつけっぽく、眉唾物みたいな気にもなってくる。もうちょいと歴史的考察とか捻りとか深みとかもたせてくれたほうが……などと思ってしまう。 それが劇場公開時には「面白かったけど、今ひとつの物足りなさもあった」という感想になったんだろう。 原作も、そういう点ではシンプルな展開の「天使と悪魔」の方がストーリーとしては面白かったように記憶している。 でも、今回再鑑賞してみても、やっぱりなかなかの面白さで最後まで見せてくれた。 人間の愚かとも思える野心と策謀の中にあって、オドレイ・トトゥ演じるソフィの幼い頃の回想シーンがモノクロで描かれていて、こんな映像に人間の情愛ある空気を映像にもたらしていて、なかなかの好印象。 ロン・ハワードは頑張って映像化しているなって思う。 この間、彼の作品には大いに満足させてもらってるので、身贔屓で余計にそう思う。 本作とか、トム・ティオクヴァ監督の「パフューム/ある人殺しの物語」などは、どんな風に映像化しているのかといった興味ありで原作を読んでから観にいったのだけれど、最初のうちこそ原作の世界と比べながら、脚色とか映像表現を吟味なんぞしながら観ているのだけれど、観ているうちに原作なんぞはどこかに押しやられ、映像が語る作品世界に引き込まれている。映像の力だろう。 逆につまらない作品となると、最後まで原作が頭にちらつく。 Chouette流映画と原作の関係。(かといって鑑賞前に読む原作はセレクトしてる。) 最後の映像などもなかなか見せてくれる。 最後まで謎の棺の在処。 髭剃りの途中で誤って切った切り口の一筋の血が槍の形のように細長く洗面台の丸い排水口に向かう……。 ルーブル美術館にたどり着いたタンブルドンの目の前にはエントランスに設置された巨大なガラスの三段ピラミッド。真ん中には下方に突き刺さる逆ピラミッド。 まさに聖杯伝説が語る「槍」と「杯」。 ピラミッドの錐とケーブルガーダーの一つの格子がゆっくりと重なり、その中に見えるのは静かに安置されている一つの棺。 ![]() なかなかに見せてくれてます。ロン・ハワード監督。 内容的に今一つ感はあるものの、ちょっと拍手なんぞを贈りたくなる!
by mchouette
| 2009-05-28 00:00
| ■映画
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