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「謀議」といういろんな意味でかなり刺激的ともいえる映画を観た後では、お家シネマで録画した映画をみていてもは、私の中で温度差が生じどうも乗り切れない。 NUIT ET BROUILLARD 1955年/フランス/32分 監督: アラン・レネ タイトルは1941年12月7日に政令されたヒトラーの秘密命令「夜と霧」作戦 (Nacht-und-Nebel-Erlass) に由来する。反社会的活動を行う者をスムーズに処理をするために造られた法令で、多くの政治犯がこの法令によって真夜中に逮捕され即刑務所に移送された後に強制収容所に送られている。夜、霧が出ていたとしても輸送は行われた。 本作は第二次大戦が人々の記憶jニ生々しく残っている1955年に製作されている。 真正面からホロコーストに取り組んだ最初の映画だろう。 アラン・レネは、10年後の収容所の建物や、その下に夥しい数のユダヤ人が埋められていた土の上には一面い草花が咲いている草原のような風景をカラー映像で捉え、それとモノクロの記録映像を併行させて我々にみせつける。 収容所内の記録映像に関しては、ドイツのものは一切使わず、フランス、ベルギー、ポーランドのものを使用したそうだ。 中学時代に「アンネの日記」を読み、ヴィクトール・フランクルの強制収容所経験を記した『夜と霧』をはじめホロコーストに関する書籍を読みあさった時期があった。 1942年、ヒムラーの収容所視察の映像があった。 「生産的に処分しろ」 ヒムラーの命令で技術者は生産性を検討し、そしてガス室が建設された。 設計、模型、そして施工は囚人達が行った。 映画「謀議」で、アイヒマンが報告した内容と重なる。 そして10年後 「火葬場は見栄えが大切だ。今では観光客たちがその前で記念撮影をする。」とナレーションは語る。 全ヨーロッパから集められたユダヤ人を輸送する輸送列車。 ガス室の内部 大量に搬入される毒ガス 硬い天井に残された爪あと…… 絵葉書のように美しい10年後のカラー映像の後に続くモノクロのユダヤ人虐殺の記録映像。 10年後に廃墟となった収容所の広大な敷地には草花が咲き乱れている。 戦後、収容所のドイツ人達は裁判でも「命令に従っただけ。」だと自分たちの罪を非定する。 「責任は誰が?」 ナレーションは問いかける。 「戦争は終わっていない アラン・レネが本作で10年という時間を隔てた過去と現在を併行させることにより、ドイツの残虐行為を暴きたてる以上に、戦争が終わり、わずか10年という時間の中で、人類が犯したこの残虐な行為が記憶の中で風化していくことに、また記憶に沈めようとしている現在に生きる人々を糾弾し、そしてこれを観ている未来の我々に向かっても厳しい課題を突きつける。 眼を背けたくなる私を激しく告発する。 32分という短い映像だが、アラン・レネの本作のおけるメッセージは今もなお生き続け、世界を告発し続けていることは確かだ。 観るべき一作。 原作と脚本のジャン・ケイヨールはホロコーストを生き残った人
by mchouette
| 2009-05-18 00:00
| ■映画
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