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フランソワ・トリュフォーが「最も愛すべきアメリカ映画」といい、THE HONEYMOON KILLERS 1970年/アメリカ/108分 監督: レナード・カッスル 1940年代のアメリカで実際に起きた連続殺人事件をベースし映画化された作品。 恋人がおらずストレス太りから200ポンドという巨漢の看護婦マーサ(シャーリー・ストーラー)。友人のすすめで始めた文通交際で知り合ったレイ(トニー・ロー・ビアンコ)にぞっこんとなる。文通交際って今風ではネットの出会い系サイトのようなものだろう。 レイは文通交際を利用したチンピラな結婚詐欺師。 レイと離れたくなくてマーサはそれを承知で彼についていき、レイもそんなマーサを拒もうとしなかった。 メロドラマとかラブストーリーでは有り得ない巨漢女と柔なラテン男のカップルが誕生する。 文通交際で次々とカモをみつけるレイと同行するマーサは、相手の女性にはレイの姉妹と偽りマーサもレイの結婚詐欺の片棒をかつぐ旅をする。 一つ屋根に一人の男性と二人の女性の歪な三角関係。 結婚詐欺の片棒は担いでも、何も知らない相手の女性が自分とレイとの間に割って入ってこようとするものなら、「邪魔者は消せ」となって、次々と殺人が起きていく。 レイはマーサと相手の女性の間を器用に立ち回り、マーサの前では節操を守っているが、どこまでマーサに本気なのか…。 レイにとっても相手の女性も警戒せずに仕事がしやすいのだろう。まさかマーサをみて誰もレイの恋人だとも思わないし、マーサにライバル心を持つことも有り得ない。 でもヤケを起したマーサが溺れるのも承知で湖に入っていった時、レイが詐欺も芝居もそっちのけで必死になってマーサを助けるところをみると、レイもマーサとは切っても切れないものがあったのだろうが。 「愛しているよ」 レイの愛を信じ、レイのその言葉だけで相手の女性を殺してきたマーサ。 子持ちの金持ち未亡人というカモを見つけたレイと共にその家で暮らし始めたマーサは、マーサを信頼する彼女の口から、レイの子供を妊娠している事実を告げられ、その刃をレイにも向ける。 女性と子供を殺したマーサは、その手で警察に電話をし、その場にいた二人は警察に逮捕される。 別々に収監されているマーサのもとにレイからの一途なラブレターが届いた。 そのレイの愛の言葉にそっと微笑むマーサ。 そんなマーサをみると、惚れた女の哀しい性といえばそれまでだけど、愛はここまで人を盲目にし、愛に裏切られた者がみせる怖さも見せつけられた。 監督はオペラ作曲家という異色の経歴を持つレナード・カッスル。この作品以降、レナード・カッスルは映画を撮っていないそうだ。 わめき散らしたり、血なまぐささでギトギトの雰囲気ではなく、マーサの一途すぎる愛が深く静かに描かれている。 マーサを演じたシャーリー・ストーラーの凄みは、「ミザリー」と「黙秘」のキャシー・ベイツを足して2で割ったほどといえば分かるかな? レイを演じたトニー・ロー・ビアンコは、「フレンチ・コネクション」で、フェルナンド・レイ演じるフランスの麻薬王と麻薬の取り引きをする麻薬の密売人。通称「サル・ボカ」で注目されている。
by mchouette
| 2009-05-10 00:00
| ■映画
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