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![]() 昨年にちらっと紹介した私のご贔屓劇場であるシネ・ヌーヴォで開催される「アキム・コレクション 大阪最終上映会」と銘打たれた上映会。 フランス映画界のプロデューサーとして名作を世に送り出したアキム兄弟。 ロベール・アキムとレイモン・アキム。 ゴダールは彼らアキム兄弟を、(良くも悪くも)最後の映画プロデューサーだと評していたとか。彼らの後の映画は資本主義のサイクルに取り込まれてしまったと。アキム兄弟は多分に山師的で、ゴロツキで、そして映画を愛していたのだろう。 そんな話を初日ゲストの堀潤之氏のトークで知った。堀さんは関西大学文学部准教授でもあり、映画研究者でもあり、私はゴダール作品を通して彼の名前やゴダールに関する彼の評論なども読んでいたけれど、実際にお目にかかるのは初めて。トークはわずか15分程度の短い時間だったのは惜しいほど、時間があればアキム兄弟や彼らがプロデュースした作品の知られていないエピソードなども聞けただろうなと思う。 初日上映作品の「エヴァの匂い」の後にトークがあって、アキム兄弟はこの作品の映画化をまずゴダールに持っていったとか。契約の条項にファイナルカット権はアキム兄弟にあるという記載に驚いたと語っていたそうだ。 編集の最終権限は監督ではなくプロデューサーであるアキム兄弟にあるということ。そのために監督との間ではかなりのすったもんだもあったようで、「エヴァの匂い」を監督したジョセフ・ロージーとの間でもかなりの衝突が幾度もあったそうだ。 しかし、ゴダールが撮った「エヴァ」は観たかったなぁ! 今回、上映される作品は15作品。 アキム兄弟にあるファイナル・カット権。これは彼等は監督に対し一歩も譲るはずはないと思うので、「太陽はひとりぼっち」のアントニオーニや、「昼顔」のルイス・ブニュエルなどの間でもかなりの対立はあったのでないだろうか。 ゴダールは映画「パッション」の中で、光が足らない、シナリオが出来ないと映画制作に苦悶する監督を前に、金を出しているのは俺だ、俺の映画だといわんばかりに口出しする資金提供者に、監督が「金だけ出して俺の映画に口出しするな」って怒る場面をシニカルに描いていたっけ。 アキム兄弟は、自分たちにまつわる関連記事や写真をすべてを焼き捨て、映画だけを生きた証しとして残したとのこと。従って彼らに関する資料はほとんど残されておらず、映画作品だけが彼らの仕事として、生きた証として残され、今回、上映されるアキム兄弟コレクションは、家族の手で大切に保管されていたもので、映画100年を記念した1995年に日本で公開が許可され、そして2009年3月にすべて上映期限が切れる作品群だそうだ。 1月17日から30日までの上映会。 週末しかいけない身なので17日、18日。そして来週も突発的なことが起こらない限り観にいきます。 続いて映画感想を、作品によっては単作であったり、まとめてであったりとなりますが記事アップしていきます。 まずは今週観たのは「昼顔」「エヴァの匂い」「二重の鍵」「太陽がいっぱい」「太陽はひとりぼっち」 上映作品のほとんどは2本立て3本だてで映画を上映してくれた劇場がまだまだ健在だった時に観た作品とか、CSやBSで観ているけれど、スクリーンで見直してみると、DVDなどでは見逃してしまうような映像から醸し出される空気とか、微妙な雰囲気とか、役者の仕草などディテールまで伝わってくるのが嬉しい。
by mchouette
| 2009-01-17 22:00
| ■映画
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