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「光と追憶の変奏曲」と名づけられた「コロー展」に行ってきました。
東京では6月から8月まで。関西は神戸市立博物館で9月13日から12月7日まで開催されている。 開催期間中にもう一度訪れたいと思う。 ![]() カミーユ・コロー(1796‐1875年)…19世紀のフランスの画家。 神戸ではコローの作品78点と、コローが影響を与えたモネ、ルノワール、セザンヌ、マティスなどの絵画28点の100点の作品が展示されている。 それぞれの画家たちはコローに影響されながら、それぞれの色を獲得しているのも素晴らしいが、その中でやはりコローの、繊細でこよなく光と緑と空が生み出す風景を愛してしまった画家の、光が作り出す自然の微かな表情までも描き出している、その繊細な感性が際立ってくる。 ゴダールは「映画史」でコローの作品も登場させている。コローの描いた空、木々の緑のカーテン、そして光、水…何よりも風景を愛してしまったコローと、映画を愛してしまったゴダールと、通じるものを感じてしまう。コローの描く空にゴダールの空が重なる…絵画に精通しているわけではないけれど、日本でコロー展が開催されるのって珍しいのではないかしら。 行こう行こうと思いつつ週末になにやかやと行事が重なり、やっとこの日曜日にカミーユ・コローの作品と会うことができた。 コローは関西ではそれほど知られていないのだろうか、神戸・居留地内にある神戸市立博物館の小さな建物で、混雑していたらいやだなって思っていたけれど、それほど混んではおらずゆっくりと鑑賞できたのはなにより。終了間際になると混雑してくるのだろうけれど…。 先日観にいった「ルノワール+ルノワール展」も初日はそれほど混雑はしておらず、こちらもゆっくりと堪能できたのだけれど、終了日に別の展示会を観にいったついでに、元気があればもう一度と思っていたけれど会場の外の長蛇の列にあきらめた。 関西は終了近くになると混雑してくる傾向にあるそうだ。 今回はルーブル美術館からコローの作品が30点以上が出品され、その中には代表作とされる3点もあるのは嬉しい。 コローのモナリザと言われ、コローが幾度も幾度も手を加え、生涯手放さず死ぬまで自宅の客間に大事に飾っていたという「真珠の女」(1856~1868) コローが追い求めたテーマの結実ともいえるだろう「モルトフォンテーヌの思い出」(1864) そして1900年のパリの万国博覧会に出品され、画家最晩年の傑作としてセンセーションを巻きおこし、完成後すぐに個人コレクターの手にわたった「青い服の婦人」(1874) この翌年にコローは帰らぬ人となった。 「真珠の女」は幾度も戻ってはじっと見つめた作品。 見るほどにため息が出るほどに惹きつけられ、しばし時間が止まったような錯覚さえ覚える。 タイトルにつけられた「真珠」は、木の葉の冠が額に落とす影を人々が見誤ってそう呼ばれたそうだが、「真珠」の輝きにも似た静謐で透明感があり、あたりを清めるような気品ある雰囲気を醸し出している。 油絵が主な西洋絵画展は、どうかすると気持を昂ぶらせるような作品も多いのだけれど、「私は目も心も使って解釈する」と語るコローが眼と心で感じた現実を描いた作品を観ているにつれ、心が静かに落着いてくる。崇高な美に出会ったような幸福感に包まれて神戸市立美術館を後にした。 ……………………………………………………………………………………………… 夕方から、一緒にコローを観にいった友人の知り合いがフラメンコを習っていて小さな発表会をするというので、衣装なども興味ありで一緒に見にいった。初めての発表会だとか。家事の傍ら一生懸命練習して踊る姿に、夜家に帰ったらお家シネマ三昧のわが身をしばし反省! 家に帰ってから、やはり本場のものをと、映画を観てすっかり酔ってしまいDVD発売と同時に購入した「イベリア~魂のフラメンコ」を鑑賞。 ![]() 彼らの床を打ち鳴らす靴音、手、身体、それらの動きが彼らの言葉にできない感情でえあり、言葉そのものなのだとあらためて身震いする思いで画面に釘つけになる。 続いて「リバーダンス」を見てしまい、特典映像のリバーダンス10年歩みを観ていると、眠気を忘れるほどに高揚し、寝たのが深夜になってしまった。 リバーダンスは、初めてアメリカ・ニューヨークのラジオ・シティでの公演を収めた「リバーダンス LIVE FROM NYC」を知り合いの方から借りて観たのだが、いまではこのDVDはアマゾンで13、000円以上の価格となっていて、その後に私が購入したのが特典映像に惹かれて「ベスト・オブ・リバーダンス」 ![]() 言葉だけでは語りえない移民、流浪の民たちの迸るパッションが言葉を超えて伝わってくる。 コローの作品に静かなひと時を過ごし、フラメンコとリバーダンスに熱くなり、今週の週末もかくして終った。
by mchouette
| 2008-10-19 00:00
| ■展覧会・コンサート
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