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ACROSS THE UNIVERSE
2007年/アメリカ/131分 at:梅田ブルグ ブロードウェイ版「ライオン・キング」の演出で名を馳せた、映画「フリーダ」の監督ジュリー・テイモアが、全編ビートルズ・ナンバーで綴った1960年代後半のニューヨークを舞台にした愛と青春の日々を描いたミュージカル映画なんでしょう。 「歌詞が物語を語る映画にしよう」と200を超えるビートルズの楽曲から33曲をセレクトし、イギリス・リバプールからきたジュードとアメリカの少女ルーシーの恋の行方を軸に、徴兵制度、ベトナム戦争、反戦運動、ヒッピー・カルチャーといった60年代を象徴するようなムーブメントとかかわりながら、イマジネーション溢れるシュールな映像も盛り込まれて綴られている。 「この映画で描かれた当時の情熱を感じ取ってほしい」とティモア監督は語っているのだけれど…… 60年代後半の時代をムードでなぞっているだけのような…… 私には時代感覚が伝わってこなかった…… 確かに映像は、徴兵検査からベトナム戦争、反戦運動へと盛り上がりを見せるのだけれど…… ビートルズを、あないにまともに、素直に、ストレートに語られてもなぁ、とビートルズの曲に乗れないままの2時間は辛かったなぁ。 無性にビートルズの映画を見たくなってきた。 「ビートルズがやってくる/ヤア!ヤア!ヤア!」「レット・イット・ビー」……。 アメリカ・ニューヨークのイーストヴィレッジのロフトに住む若い芸術家たちの、1989年12月24日クリスマス・イブから1990年12月24日までの彼らの1年間を描いた「RENT/レント」では彼らの情熱や時代感覚は痛いほど伝わってきたのだけれど……。 時代の内側にいて捉えるのか、外側にいるのかによるのだろう。 ただ、ラストシーンのビルの屋上でのライブ演奏などは、ビートルズの映画「レット・イット・ビー」へのオマージュなのだろう。演奏を中止させようと警察が来るのも同じで、ビートルズはここで「Get Back」を演奏してビルに群がったニューヨーカーたちから喝采を受けるのだけれど、本作では「愛こそはすべて」。このシーンは良かった。 この映画、リアルタイムでビートルズと60年代後半の時代を知っている世代よりも、もっと若い世代の方が、時代感覚にとらわれず自由に素直に楽しめる映画ではないかしらと思う。 ついメッセージ性を求めてしまうけれど、それよりも楽しむ映画だろう。 ACROSS THE UNIVERSE 時空を超えて…… 普遍的というより、一般的といおうか…… 監督: ジュリー・テイモア 製作: スザンヌ・トッド/ジェニファー・トッド/マシュー・グロス 製作総指揮: デレク・ドーチー/ラッド・シモンズ/チャールズ・ニューワース 原案: ジュリー・テイモア/ディック・クレメント/イアン・ラ・フレネ 脚本: ディック・クレメント/イアン・ラ・フレネ 撮影: ブリュノ・デルボネル プロダクションデザイン: マーク・フリードバーグ 衣装デザイン: アルバート・ウォルスキー 編集: フランソワーズ・ボノ 振付: ダニエル・エズラロウ 音楽: エリオット・ゴールデンサール 出演: エヴァン・レイチェル・ウッド/ジム・スタージェス/ジョー・アンダーソン/デイナ・ヒュークス/ マーティン・ルーサー・マッコイ/
by mchouette
| 2008-08-24 00:00
| ■映画
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