![]() by mChouette 検索
カテゴリ
全体 ■映画 =映画:あ行 =映画:か行 =映画:さ行 =映画:た行 =映画:な行 =映画:は行 =映画:ま~わ行 ■映画・雑記 ■ドラマ ■展覧会・コンサート ■一冊の本 ■徒然なるままに… ■美味しいもの ■アウトドア・旅 ■勝手にバトン ■ご挨拶・お知らせ 未分類 最新の記事
その他のジャンル
|
TRUANDS
CRIME INSIDERS 2006年/フランス/107分/ R-18 at:第七藝術劇場 かつて、暗黒街で生きる者たちを描いた作品が一世を風靡した時代があった。 そしてそんな映画が人気を呼んだのは、犯罪は裏の世界の出来事と単純に思えた時代で、表と裏の境界線が明確にあった時代だったろう。だから、人は違う世界のこととして、明暗ギリギリで生きる者たちにロマンと刺激を覚えたのだろう。 そこで描かれていたのは、暗黒街の非情さや残忍さよりも、むしろ人間そのもの。 太陽のあたる表の世界以上に、そんな闇の世界で生きる者たちの中に人間の弱さ、愚かさ、裏切り、そしてそこでしか生きられない者たちの悲哀がくっきりと浮かびあがり、だからこそ、そんな世界で人として守り通すべきもの、命を賭けて守るべきものに必死になる姿に、カッコよさを覚え、一匹狼、男の世界、闇の中の一筋の純潔といった言葉に美学のようなものを見出したのではないだろうか。 ![]() 甘さなし!容赦なし!男のノワール 生き残るためのルール、非情であること。何よりも孤独であること…。 パリ裏社会。混沌の街で殺し殺される男達のハード・ノワール。 パリを舞台に、闇の世界でしか生きられぬ男たちが裏切りを重ねながら生き抜いていくさまを描いた『裏切りの闇で眠れ』 一切の感傷を排した、これぞノワールとも言うべきドライな世界観…… これがこの映画の宣伝コピー。 時代が変わり、暗黒街も掟が失われ、ここで描かれているのはドラッグ、偽札、人身売買、拷問……、金のためなら仁義やルールもなしの殺し合い。 裏世界の現実を描くものとして道具や欲望のはけ口として女性が扱われていたり、人身売買が一要素として扱われている映像には正直抵抗を感じる。他に描きようがあるだろうになどと思ってしまう。 そしてそんな裏社会で一匹狼として生きるフランクも、どっちにつくか情勢をみて生き抜いているだけ。 犯罪が太陽が照る白日の下、普通に生きている人間が人を殺してしまう時代にあって、裏も表も、闇も光も、そんな境がなくなりつつある時代。 堅気の人間には手を出さないがヤクザの掟。 でもそんな堅気の世界で次々と犯罪が起きているご時世にあって、ノワール作品そのものがどう存在するんだろうと思う。 フランク演じるブノワ・マジメルが孤独に生きる男の後ろ姿をみせても、かっこいいとも思えないし、なんで私はここでこんな映画を観ているんだろうと思ってしまった。 ベアトリス・ダルの情婦役にも興味ありで観たのだけれど…。 ノワール作品を求める時代は終わったのではないのかしらなどと思ったり……。 人はなぜノワールものを求めるのだろうかなどと思ったり……。 場違いな映画を観てしまったのかしらと思ったり……。 分かっていることは、現代は、表は太陽、裏は闇。表は平和で犯罪は裏といった単純で幸せな時代ではないということをつくづく思いながら、帰宅したその日の夜のニュースで東京・秋葉原の歩行者天国で起きた無差別殺人事件を知った。おとなしい人間だったと彼を知る人がインタビューで答えていた。 監督: フレデリック・シェンデルフェール 製作: フレデリック・シェンデルフェール/エリック・ネーヴェ 脚本: フレデリック・シェンデルフェール/ヤン・ブリオン 撮影: ジャン=ピエール・ソーヴェール 編集: イレーヌ・ブレクア 音楽: ブリュノ・クーレ 出演: ブノワ・マジメル/フィリップ・コーベール/ベアトリス・ダル/オリヴィエ・マルシャル/メーディ・ネブー
by mchouette
| 2008-06-08 00:00
| ■映画
| |||||||||
ファン申請 |
||