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フランスのドキュメンタリー作家ニコラ・フィリベールの最新作「かつて、ノルマンディーで」の公開記念として、上映劇場のテアトル梅田で「ニコラ・フィリベール~レトロスペクティヴ」が行われている。
「パリ・ルーヴル美術館の秘密」「ぼくの好きな先生」がもう一度スクリーンで見れるのも嬉しいし、代表的な作品がこの機会に見れるのも嬉しい。 ニコラ監督は「かつて、ノルマンディで」でも触れたけれど、自身のドキュメンタリー作品について「私は<~について>の映画を作っているのではなく、<~と共に>映画を作っている」と語っている。あるテーマを決めて対象を撮るのではなく、ニコラ監督はカメラを通して映し出される世界には、コミュニケーションがある。常に人と人、あるいは人と、その人が向きある対象となるものとの対話がある。その対話を通して互いに生かし、生かされていく世界、自立と共存の世界、そこにある幸福や愛。 そしてカメラを通してニコラ監督と対象との間にもコミュニケーションがある。そうして作品が生み出さる。撮るものが違ってもニコラ監督のこの視線はどの作品にも通じている。 ニコラ監督作品をプロデュースするセルジュ・ラリーは、ニコラ監督を撮るものの、撮られるものの「正しき距離」の映像作家だと称し、彼の作品の核心にあるのは関係性だと評している。 上映作品は短編も含め11作品(観て感想をあげた都度リンクしていきます。) ■クリストフ シリーズ 数々の記録を樹立している登山家クリストフ・プロフィとのコラボレーションによって生まれた作品たち。 「カマンベールの北壁La Face nord du camembert」(1985年/7分) 「クリストフChristophe」(1985年/28分) 「たった1人のトリロジーTrilogie pour un homme seul ~クリストフ・プロフィのアルプス三大北壁単独登攀」(1987年/53分) 「バケのカムバックLe Come-back de Baquet」(1988年/24分) ■パリ・ルーヴル美術館の秘密La Ville Louvre 1990年/85分 パリ・ルーヴル美術館で働く人々をカメラで捉え、ルーヴル所蔵の芸術品たちを愛し、生かそうとする彼らを通して、芸術品たちもまた生き生きとした視点で見えてくる。 ■音のない世界でLe pays des sourds 1992年/99分 沈黙の世界で生きる人々にとって、世界はどんな風に見えているのだろうか。パリのろう学校に通う人々の日常を描いた作品。多くの映画賞を受賞した作品。 ■すべての些細な事柄La Moindre des choses 1996年/105分 フランス・ロワール渓谷近くのブロワの森の中にあるラ・ボルド精神科診療所は、だれもが敷地に自由に出入りでき、患者達が自分のリズムで日々を送るユニークなクリニック。そこのちょっとした出来事や些細な事柄を綴った作品。パリでは半年間のロングランを記録した作品。 ■僕たちの舞台Qui sait? 1998年/106分 ストラスブールにある国立演劇学校の学生たちが、ストラスブールの街をテーマにした舞台を創作しようと稽古場に集うという設定で、演技と現実を行きつ戻りつする学生達の姿を描いた作品。 ■ぼくの好きな先生Être et avoir 2002年/104分 フランス・オーヴェルニュにある1クラス小学校<幼稚園から小学校最終学年まで>で撮影された作品。フランスでドキュメンタリーとしては異例の200万人動員の大ヒット作品。 ■動物、動物たちUn animal,des animaux 1994年/59分 1991年~1994年にかけて行われたフランス国立博物館の改修工事の期間に撮影されたもので、博物館の裏側と、剥製たちの復活を描き出した作品。サンフランシスコ国際映画祭で最高賞受賞など多くの映画賞を受賞しているとのこと。日本未公開作品。数万におよぶ標本や剥製が眠る博物館の不思議世界。 ■行け!ラペビーVas-y Lapébie! 1988年/27分 1937年のツール・ド・フランスで伝説的な勝利者となったロジェ・ラぺビー。半世紀以上が過ぎ70歳を越えてもなお毎週300キロメートルを走り「自分自身への愛情よりも自転車への愛情の方が勝る」と言い切るラペビーのポートレイト。 ![]() <ニコラ・フィリベール> 1951年ナンシー生まれ。グルノーブル大学で哲学を専攻。在学中にルネ・アリオ監督の「Les Camisards(カミザール)」の撮影に参加。映画づくりに強く惹かれ、2年後にパリへ。78年、テレビ・ドキュメンタリー「指導者の声」で監督デビュー。90年の『パリ・ルーヴル美術館の秘密』で、国際的な名声を獲得。2002年の『ぼくの好きな先生』はフランス国内で200万人動員の大ヒットし、名匠としての地位を確立。2003年には、欧米各国でレトロスペクティヴが行われた。
by mchouette
| 2008-03-25 00:00
| ■映画
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