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1997年/26分
*DVD「海をみる」「サマー・ワンピース」に収録されています。 ベッドで繰り広げられる7つの物語 性の領域軽やかに飛び越えて綴る、オゾン・スピリッツがちりばめられた、 遊び心一杯のオゾン・ワールドへようこそ。 ジョークだよといいながら、その実、ずばりと核心ついて、 心理のスキをひょいと掬い取って、さらりと映像にするオゾンはやっぱり魅力的。 そして「ベッドの上に役者は裸で座っている」という固定、制約された空間で、役者から演技を引き出し、それぞれ違うテーマ、違うテイストで描くという試み。 貪欲に映像世界の冒険を試みるオゾン。 「映画を作るのはカタルシス<浄化>でありエクソシズム<悪魔払い>だ」と語る。 この作品はいろんな色したジョークなお話として楽しんで見るのが一番ではないかしら。 しかし、7つとも、それぞれ違うテイストの作品というのは、オゾンの才能と手腕を見せ付けられる。 ■黒い穴 娼婦の部屋。一人の若い男性がやってきた。 「しゃぶりながら国家を歌うってきいて…」 「料金は高いわよ」 「構わない」 「灯りを消すわね。秘密だから」 シルエットが映る。 秘密といわれれば見たくなるのが人間の性。「鶴の恩返し」でも見ないでという女房の言葉に従わず、機織部屋を覗いてしまった夫……日本の昔話にもありますね。 男はたまらず灯りを点けた。 床に義眼が一つ転がった。長い髪の毛で片方の目を隠す女。 ……見てはいけなかったのよ。 ……見てしまったのね。 ……でも、見たかった。 ……見るんじゃなかった。 オゾン、でも何処から、こんな発想出てきたの? ■ミスター・クリーン ベッドの中で若い男女がキスをしてる。 今から二人のLOVE・TIMEみたい。 男「散らかっているだろう」 女「あなたが散らかしたんだから平気よ」と優しく微笑む。 男「汚れているだろう」 女「家事が嫌いなのね。困った人ね」とこれまた優しく微笑む。 男「家事は大キライだ。絶対にしない」 女「そうは見えないけど…」 …………… 男は家事をしなくてすむ方法を滔滔と話し出す。 シーツは上と下、裏と表変えては使う。 洗濯はたまって限界にきたら実家に持っていく その前に、下着は表の次は当然裏 ………次々と出てくる男の生活の実態…… あげく、ニオイは大切だ。 自然のものに、なぜニオイを消したがる 資本主義社会の弊害だ…… 汚れは落とさないことが大切だ 免疫力を高めることが実証されている 僕がその証拠だ………… 滔滔と「ニオイ」と「汚れ」についての考察を論じる男 笑っていた女の顔がだんだん引きつってきて、 持病の喘息がでたとかなんだ言って大急ぎで服を着てそそくさと帰る あとには彼女が穿き忘れたパンティが…… そのパンティを男は鼻にあて、かぐわしいニオイをかぐようにうっとりと嗅ぐ。 ……単なるニオイ・フェチか この男は ■年上の女 ベットには年配の女性と若い男性。 彼らの話から 女は52歳 男は19歳 その差33歳 街でこの女性と出会った若い男性は、彼女に惹かれて後をついてきたようだ。 女はふとしたでき心で男をベッドに入れたが、年齢を聞いて少し引いたようだ。 こんな若い男性とは恋愛なんかできっこない。本気ではないはず。 「夫と暮らして26年間、夫以外の男性は知らないの。夫と別れて5年。ずっと知らないの」 「僕は我慢強いんだ。ずっと待ってるよ」 若い男性はとても真剣だ。 女性はそれでも拒む。 若い男性は、最後に手にキスだけさせて欲しいと請う。 「いいわ」と女性は手にキスをさせる。 ゆっくり時間かけて手にキスをする若い男性。 女は平気を装っているけれど、タバコを持つ手が震えている …FIN。 ……このあと、二人はどうなったでしょう。 ご想像にお任せします。 でも中年女性の心の内、 ぎゅっと服の前をつかみ、鎧を着けるその胸の隙間が分かるなんて オゾンあなたは女なの? ■互い違い ベッドに若い女性と男性が互い違いになって寝ている。 男は頭を女性の足元に、足を女性の顔の方に… 女性が突然「100」と言った。 男少し考えてから「「99」女「98」男「97」…… 数字を言いあいっこしている。 段々ニヤニヤ、クスクス笑いをこらえるように…… ……76,75、74、73、72、71、70、 69 ギャハッ!ギャハッ! 二人はふざけながら、じゃれあいながらシーツにもぐりこむ。 じゃれて、ふざけて、笑いがまだ続いている。 ギャハッ!ギャハッ! とても楽しい映像。 きっとオゾンも笑いながら彼らに演技つけて、笑いながら撮ったんでしょうね。 ■理想の人 ベッドの上で一人の若い女性が泣いている。 ある男性に恋をしていて切なくて泣いているみたい。 横で少し彼女より年上の女性が慰めている。 「誰かを彼だと思って思いを話したら気持ちの整理がつくわよ」とアドバイスする。 「誰がいるの?」 「私がいるわ」 二人並んでベッドの横になり、若い女性は隣の女性を彼だと思って訥々と思いを訴える。 途中から隣の女性が彼女に、あなたは彼を理想化している。あなたが愛しているのは現実の彼ではなくて、あなたの理想の中の彼なのよ。もっと現実を見なさい、という。 若い女性はまたもや泣き出して「私は誰からも愛されていないんだわ」とまたもや泣き出してしまう。 すると隣の女性は 「愛している人がいるわよ」という。 「誰なの」 「私よ」 隣の女性は、若い女性に優しくキスをする。 若い女性もそれに応える……… 心に隙間ができたとき、優しくそばにいてくれる人が理想の人…かしらね ■闇の中の愛 ベッドの中の男と女 男…暗くしないとできないんだ。 女…明るいとこでするのが好き 男…明るかったら強姦してるみたいで、立たないんだ。 女…私の顔を見たくないんでしょ 女…立たない男、コンドームつけない男、2秒ともたない男、そのうえ明るいとできない男。問題のある男はもうイヤ 女の方は完全にやる気が失せた。 でも帰ろうにも終電の時刻は過ぎてる。 電気を消して二人は背中向けて横になる。 男…○○○したら迷惑かな? 女…我慢できないの? 男…眠れない 女…好きにすれば ……男、満足な様子 女…もう終わったの。早いのね。 男…君がセクシーだから 女…誰かの役に立てればそれでいいのよ。 お休みなさい。 想像が、愛を、官能を、かきたてる ともかくこの二人は性格の不一致ということになるんでしょうか…… ■二人の童貞 「女性と経験のない男」と「男性と経験ない男」童貞が二人。 女性未経験男の方が、誘い水かけている様子 「試してみる?」 「いいよ」 ……… 「僕にもやってみてくれる」 「上手だね」 ………互いに刺激しあって、お互い、いい気分 「キスしていいかい?」 「いいよ」 きっと、この二人はこの後仲良く○○○○するんでしょうね。 何でも試してみないと分からない…ということでしょうか。 でも男性未経験男がまんまと引きずりこまれちゃったんみたい。 これで彼はゲイに目覚めるのかしら… 映画「キンゼイ・レポート」で、1940年からはじめたキンゼイ・レポート男性版リサーチによると、男性の37%が同性愛の経験があるそうだ。 男性には潜在的ゲイが多いと聞く。 オゾン、あなたは、みんなを引きずり込もうとしていないかい? 同性愛だの、異性愛だの、ほんとは関係ないんだよと、微笑む貴方の顔が目に浮かぶ わ、オゾン。 監督:フランソワ・オゾン 製作:ニコラ・ブレヴィエール 脚本フランソワ・オゾン 撮影:ヨリック・ル・ソー/マチュー・ヴァドピエ 出演: ヴァレリー・ドラグエ カミーユ・ジャピ ルシア・サンチェス マルゴ・アバスカル
by mchouette
| 2007-06-05 00:00
| ■映画
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