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SILVER LININGS PLAYBOOK 妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、すぐぶちきれて暴力に走ってしまうし、妻からは接見禁止措置にある己の置かれた状況に対する自覚すらもてないパットと、交通事故で夫を亡くしたショックで職場の人間全員と寝たあげくクビになり、尻軽女と噂されるティファニー。 それぞれに最愛の人を失い心に傷を負った男と女の、いわゆる再生物語をユーモラスに描いたドラマ。 ティファニー役にジェニファー・ローレンス。 「あの日、欲望の大地で」でその演技を高く評価され、 「ウィンターズ・ボーン」 「ハンガー・ゲーム」と今までのシリアスな作品とは違うコメディ要素の強い本作。 そんなティファニーが恋するパットにブラッドリー・クーパー。 顔見て、あぁこの人って位であまり今まで印象になかった方。彼の最近の出演作は「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(2009年)、 「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」 (2010年)、それからヒットしたから続編なんでしょう「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」 (2011年)と、私にはあまりお呼びでない映画 。先日、NHK・BSのアクターズ・スタジオ・インタビューでまじまじと拝顔させていただいたくらい。 パットの父親にロバート・デ・ニーロ。 パットがぶちきれるのは精神を病む以前に、たぶんにこの父親から受け継いだクレイジーなDNAに因るみたい。賭博に熱心ながらもまずは普通の父親役を好演。 でも、でも とっても素敵なファンタジー・ラブ・ストーリの「ルビー・スパークス」を観た後にこの作品を観たからかな。 今年のオスカーの行方の前評判では作品賞は「リンカーン」で、対抗馬は本作だっていう言われていたけど、作品的にはそれほどでも、っていうのが私の正直な感想。 作品に描かれている病んだクレイジーさって、今のアメリカの家庭を象徴した光景でもあるだろうし、それをこんな風にユーモラスに描いたというところでは、日本人の私にはピンとこないものを、アメリカ人にはこの作品に何か胸打たれるものもあったのでしょう。
by mChouette
| 2013-02-26 00:00
| ■映画
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