![]() by mChouette 検索
カテゴリ
全体 ■映画 =映画:あ行 =映画:か行 =映画:さ行 =映画:た行 =映画:な行 =映画:は行 =映画:ま~わ行 ■映画・雑記 ■ドラマ ■展覧会・コンサート ■一冊の本 ■徒然なるままに… ■美味しいもの ■アウトドア・旅 ■勝手にバトン ■ご挨拶・お知らせ 未分類 最新の記事
その他のジャンル
|
私のお気に入り監督でもあるイタリアのタヴィアーニ兄弟。 重犯罪の受刑者を収容するイタリア・ローマ近郊にあるレビッビア刑務所では演劇実習プログラムがあり、その成果を一般市民を前に所内の舞台で公演するという。 そこに着想を得たタヴィアーニ兄弟が、実際に収監されている囚人たちを起用し、刑務所を撮影現場に、その舞台と公演に向けて練習する彼らをドキュメンタリー風に描いた作品。 作中で舞台監督を努めているファビオ・カヴァッリ氏は、2002年からローマ近郊にあるレビッビア刑務所での演劇実習の共同責任者を務め、重警備棟の服役囚たちによる“Compagnia dei Liberi Artisti Associati(連携している自由なアーティストによるカンパニー)”を監督している方だそうだ。 ![]() 本作の公式サイトのキャストにアクセスすれば分かるだろうが、主要な役を演じるのは囚人達は終身刑もいれば20年以上の刑期の者もいる。 世間でいうところの極悪人ばかり。 そんな彼らがセリフとして口にする言葉や、陰謀を企てるシーンの稽古をみていると、逮捕される前の彼らがその裏社会で、同じシチュエーションに身を置き、同じ言葉を口にしていたことも何度もあったことだろうと思えてくる。 彼ら自身と演じる役柄とが重なり、虚実交錯する面白さと見応えがあった。 彼らの稽古を監房の窓から見つめ彼らに呼応する囚人達は、いまやシーザーやブルータスが生きた時代のローマ市民と化す。 それにしても演じる囚人達の面構えが、下手な役者よりもはるかにリアルな重さと凄みさえ感じられる。 横道それるけど、「ゴッドファーザー」という映画がいかに凄い作品だったかと、本作の彼らの面々をみていて改めて思う。 ![]() ![]() シーザー暗殺の首謀者の一人であるキャシアスを演じたのは、累犯及び殺人罪で終身刑で服役してており、獄中で「終身刑囚の自伝」を出版。 そんなところが、2012年2月のベルリン国際映画祭でマイク・リー率いる審査員によって金熊賞を受賞した本作に対する評価が分かれる一つでもあるのかしら。
by mChouette
| 2013-02-04 00:00
| ■映画
| |||||||||
ファン申請 |
||