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日本公開は2005年。 同じ時間をそれぞれに生きている彼らそれぞれの一日が、ある時間ごとに切取られ、わずか数十秒、細切れの断片となって映し出される。 彼らそれぞれの人生が、この瞬間何を思っているのか、考えているのか、彼らの胸にある思いまでもが、語りかけてくるような、伝わってくるような…そんな映像。 夜明けとともにモロ要塞の灯台の明かりが消える。 スペイン植民地時代の歴史的建造物が残るハバナの旧市街。かつての大邸宅は、キューバ革命後は、学校などの公共建物として流用され、大統領官邸だった建物を革命博物館となっている。そんなハバナの街。 荒れてしまった家の壁に、時代に取り残されたように掛かっているゲバラの肖像。 公園にあるジョン・レノンのブロンズ像。 その像の前に座り、24時間、交代で見守り続ける人々。 雨が降ってもじっと椅子に座り、交代の人が持ってきたポットから注がれた熱いお茶をカップに一杯飲み干して立ち去っていく。そして代わった人も銅像の前でじっと椅子に座り続ける。 そこだけが何も動かない静寂の空間。 ハバナの街が昼から夜へと変わる。 灯台の灯りが夜のハバナを照らす。 そして彼らの幾人かは昼間とは違う顔をみせる。 昼間の彼らからは見えなかった彼らのもう一つの人生とでもいえるだろうか。 ポットから注がれたカップ一杯の熱いお茶に温められるように、彼らの中にある小さな夢を灯しながら日々を生きている彼ら。 革命前も革命後も、時代が変っても、いくばくかの変化はあっただろうが、日々の営みそのものは何も変らず続いていく。 生きていくということ。 不安、喜び、優しさ、悲しみ、諦め……言葉にならない思いが映像から静かに語りかけてくる。 ピーナツを売って日々を凌ぐ老いたアマンダ。夢はもうないという言葉に胸を衝かれる。
by mChouette
| 2012-11-20 10:16
| ■映画
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