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沖縄の織物といえば、そして宮古上布などで知られる苧麻(ちょま)や木綿織物に染め抜かれた紅型。
そんな紅型展に3連休だった週末に行ってきました。 ![]() 琉球王朝時代には王侯士族達のための衣装として染められた紅型。 展示品の中で、洋画家岡田三郎助によって蒐集された松坂屋コレクションの紅型衣裳は絹織物に染められたものがほとんど。 薩摩藩に侵略され薩摩藩の属国となってからは、薩摩藩への奉納が義務付けられたという紅型。 絹織物への染めもそうした歴史が背景にあるのだろうか。 精緻さと根気と集中力が要求される型を作る作業 染料は主に植物の皮を使った天然染料で、色止めも大豆をすりつぶし糊状にしたもの。 ぼかしに使う筆も島に自生する竹を切り、真っ直ぐな黒髪を通してつくられる。 そんなところに、琉球の自然の恵みを大切にする素朴さと質実さが伺える。 紅型の大胆で奔放な図案や色彩感覚は、沖縄の温暖な気候から生み出された風土でもあるのだろう。 第二次大戦によってそのほとんどが喪われてしまった紅型の技術。 それを一つずつ一つずつ復興させていった人たちの限りなき努力。 紅型展を通して、琉球そして沖縄の歴史を垣間見る。
by mChouette
| 2012-10-11 00:00
| ■展覧会・コンサート
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