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LE CONSEGUENZE DELL'AMORE
2004年/イタリア/102分 監督: パオロ・ソレンティーノ 日本未公開。 スタイリッシュな映像と、パズルの断片をはめ込んでいくような語りの巧みさに、2度目の鑑賞ながら、寡黙な男が選んだ自らの人生の終着点まで眼が離せず、じっと引き込まれて観てしまった。 ![]() キャリーケースを持ったスーツ姿の中年男性がムービングウォークに乗って近づいてくる。歩く歩幅も、スピードも判で捺したように決まりきった動き以外、ごく普通のビジネスマンのようにみえるこの男。 スイスのとあるホテルで8年間も暮すこの男ジローラモ。 清掃係にも、ホテルのラウンジに勤める女性ソフィアの挨拶にも応じることなく、人と関わりを持とうとしないこの寡黙な男は何者なのか。男の正体が見えないまま、寡黙なまでのこの男の行動が、映像で断片的にかつ淡々と語られていく。 男は、例えば表面張力ギリギリで保たれたコップの中の水に喩えられるだろうか。微かな衝撃でもあふれ出る水を、ストイックなまでに維持し続けている。 冒頭の映像からすでにして、こんなサスペンス感覚が観るものにじわじわと押し寄せてくるような…。 男は実は会計士で、マフィアの投資事業に失敗し、ホテルに幽閉されている身だった。 そんな寡黙で謎のような存在の男に興味を持ったホテルのラウンジに勤めるソフィアによって、コップそのものに亀裂が入り…次第にコップの水がさざ波、揺れだすように…奪われた時間を奪い返すために、男が人生の終焉にだした決断とは………。 ![]() 男の最期の映像にいたってもなお、最後の最後までスタイリッシュかつ寡黙なまでの映像。 しかし眼が離せない。 パオロ・ソレンティーノ 監督は1970年生れの現在39歳。英語タイトルは「THE CONSEQUENCES OF LOVE」…愛の帰結、成り行きとでも訳せるだろうか。 邦題の「愛の果てへの旅」よりもこちらのタイトルが納得できる。 この作品の魅力は、ちょっと言葉で表現しがたい。映像を観てもらうしかないだろうなって思う。 でも、悲しいかなヨーロッパ映画って劇場公開されてないのはほとんどDVDになってないんですよね。 2004年 カンヌ国際映画祭 正式出品ソフィア役のオリヴィア・マニャーニは、「無防備都市」「ベリッシマ」等で有名な女優の孫娘だそうだ。どことなく似ている。 アンナ・マニャーニ↓
by mchouette
| 2010-06-09 00:00
| ■映画
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