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NINE
2009年/アメリカ/118分/G at:梅田ブルグ 監督: ロブ・マーシャル ダニエル・デイ=ルイスを真ん中にオスカー女優勢揃いで、「世界は、男と女と愛でできている」というコピーでもって、ゴージャスを売りにした本作。でもなんかゴテゴテの装飾過剰な雰囲気で、中味はきっと安っぽさと空っぽさなんだろうなって匂いがプンプンしていて、さほど食指は動かずに「レディースデーの1000円で上等だわと水曜日の仕事帰りに鑑賞。 最近は、耳障りな外野という感覚が否めず映画関係雑誌は読んでおらず、したがって映画作品の情報も疎い状態で、本作を観始めると、宣伝はしたものの脚本の1ページも書けずにいる売れっ子の映画監督グイド。記者会見から逃亡して愛人カルラを呼び寄せる。なにやら記憶にあるシーンに似たようなシーンが次々と……。これって、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」(1963)の焼き直し? リメイク? って思っていたら、見終わってからパンフを読むとフェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」に感動した若き日のモーリー・イェストンが、フェリーニの許可を得、「8 1/2」の世界に歌と踊りをつけてミュージカルにしたのが「NINE」。初演は1982年。以来大ヒットとなったこのブロードウェイ・ミュージカル「NINE」を映画化したのが本作「NINE」だということ。 映画もミュージカルも大ヒット作品の本作はいわば三代目というところか。 三代目がやばいんだよね。 なんともはや不肖の三代目。 どんなジャンルの映画でも映像のリズムって大事!ってつくづく思った。 そのリズムが観客と呼応して、観るものを映像世界に誘ってくれるもの。 リズムがなくって、そのくせ、スクリーンではペネロペが頑張っておもいっきりセクシーなダンスを披露しているし、マリオン・コティヤールも潔い衣装で頑張っているし、ジュディ・デンチも歌って踊って頑張って……観ている私はどう観ればいいのやら……乗れないままに、やたらめったらスクリーンでは女優たちがそれぞれに気張りすぎるぐらいに気張っているし……作品とは無関係にして、ダニエルの優雅な身のこなし(さすがです)でどうにか救われたものの……疲れた映画。 家に帰って真っ先にしたことは! ゴージャスでもファッショナブルでもなんでもなくって映画チケット代がレディース・デー1000円で正解。 ペネロペがなんでノミネートされたのかようわからん。 ニコール・キッドマンの顔もクローズアップされるとちょっとヤバイでは?って思うくらい。 ケイト・ハドソンもなんでいるのかよく分からん。 女優陣のなかでマリオン・コティヤールが良かったわぁ。
by mchouette
| 2010-03-25 11:36
| ■映画
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