by mChouette 検索
カテゴリ
全体 ■映画 =映画:あ行 =映画:か行 =映画:さ行 =映画:た行 =映画:な行 =映画:は行 =映画:ま~わ行 ■映画・雑記 ■ドラマ ■展覧会・コンサート ■一冊の本 ■徒然なるままに… ■美味しいもの ■アウトドア・旅 ■勝手にバトン ■ご挨拶・お知らせ 未分類 最新の記事
その他のジャンル
|
2009年/日本/112分
at:梅田ピカデリー 廃園の危機を乗り越え全国的人気を得るまでに再生した北海道・旭川市にある旭山動物園を描いた映画。旭川では1月24日から先行公開され、上映12日目で観客数が1万人を超えたそうだ。 監督は津川雅彦ことマキノ雅彦、園長役に西田敏行で、かなり盛大に宣伝キャンペーンがされている。 スタッフ・キャストから推して、押しつけがましいドラマみたいな予感があって、鑑賞予定など毛頭なかったのに、友人から「観に行こう!」って大乗り気の電話が入って、時間もあったので、それではとお付き合い感覚で観に行ったのが間違いのもととはこの事。 大いに乗り気で観に行った友人も、動物が出ていないシーンは半分寝ていた状態だったという始末。 「動物を愛してる!!」と声を大にしたクサイ人間ドラマをみせられて……。 北海道には行けないから映画で旭山動物園と動物たちを観ようという下心が間違いのもと。 この映画、本当に旭山動物園の方々は喜んで受け入れてるのかしら?ッ手思う。まぁ、映画の内容は別にしていい宣伝にはなっただろうとは思うけれど…… 予算会議では動物園よりも集客率の高い遊園地、ジェットコースターに予算を注ごうとする市の姿勢。そして萬田久子演じる新・市長のゴーサインで旭山動物園の復活プロジェクトが叶うわけだけれど、 「私、水族館がしたいのよね。アシカやイルカはショーするでしょう? 動物はショーするの?」 「ペンギンは空を飛びます。」 このやり取りがスタートとなるわけだけれど、コミカルに脚色したエピソードだとは思うけれど、 そして動物園の人気が高まる中で、市が予算を注いだジェット・コースターは取り壊されたという字幕が最後に出た。 ジェットコースターも動物園も市民の税金から出された資金。 金太郎飴的に全国どこに行っても同じような施設に予算が注入される市の公共事業のええかげんさ。 こうしたエピソードは、本作では旭山動物園復活の快挙ということで紹介されただけのように受け止められたが、だとしたら、マキノ雅彦監督のこの映画に対する問題意識とか視点って、どうよ!ッて思う。 良かったのはエンディングで流れた動物たちの姿!
by mchouette
| 2009-02-09 00:00
| ■映画
|
ファン申請 |
||