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2月1日
京都で開催されている展覧会を頑張ってみて回ろうと、女友達と二人京都の街へ。 小豆大好きで、テイストも重なる私と彼女。 二人して展覧会に行っても、素敵な軸装とかデザインみても、「こんな柄でワンピースもいいじゃない」だの「こんな色味のストール素敵よね」だの、古美術品をみていても、「このお皿の色に豆大福なんか乗っけたら美味しそう」だの、二人でひそひそとなんとこんな不埒なお喋りしながら、昔の人の色だの柄だのの斬新なセンスを大いに堪能する。 そんな二人が京都へいけば、帰りは必ず和菓子を買って帰らなければとなる。 岡崎を出て直ぐにある「平安殿」 店にしつらえた小さな甘味処のコーナーで「玖豆善哉(くずぜんざい)」を頂く。」 このコーナーは昼の1時からの営業。 小ぶりの椀に甘みもあっさりと炊き上げられ小豆。お餅の代わりに白玉と、そして注文を聞いてから練り上げられ透明に透き通った吉野葛がぽってりと入っている。 美味。 ほうじ茶も美味しいお味。 ここの「サブレ」が美味しい。 そして空豆粉と和三盆で栗に仕立てた落雁「栗しるべ」。 これは即決。 生菓子も食指が動く。 買ったのは 季節限定の「雪餅」 中は柔らかくって小さなお餅を、うっすらと色のついた黄身餡でくるみ、そして自然薯でつくられたきんとんが柔らかい雪のようにほっこりと丸く包み込んでいる。 手に持ったら柔らかくって、そっと形を崩さないように口にいれると、しっとりと口の中でとろけていく……。 写真が無いのはブログの色気よりも食い気が先立ってさっさと食べてしまった。2月1日から販売の「草餅」も外せない。 そして 「豆大福」 「酒饅頭」 「平安餅」これは、腰のある羽二重餅で和盆糖を包み、羽二重餅の上にはふんわりとまぶされているのは麦焦がし(はったい粉)の香ばしい風味。 生の和菓子は厳選して5つ。 誰が食べるんだ! いつ食べるんだ!と思うけれど…… ここの和菓子は甘さがあっさりとしていて本当に美味。 そして今回は買わなかったけれど、粒餡を餅生地で包みお醤油の香ばしい風味を加えた「粟田焼き」も絶妙に美味。 そして岡崎まで来たら、美術館まできたら必ずといっていいほど立ち寄るのが、 創業が江戸末期という「祗園饅頭」の工場のあるお店。 生活習慣みたい。 「祇園饅頭」は四条・南座の横にもお店があるけれど、そこでは買ったことがない。 買うのは製造直売の出来立てが買えるここ。 店の間口は小さくて昔から近所にある手作りのお饅頭屋さんといった風。 平安殿であれこれと買ったから、今日はここの名物「志んこ」だけ。 「しんこ」は江戸期から京で親しまれているもの。 うるち米を乾燥させて粉にした上新粉を水でこねて蒸したもの。 代々受け継がれてきた製法でしょうか。コシがあって、弾力があって、口に入れればとろりと柔らかく、はんなりとした甘みが美味。 ウイロウに似ているけれど、ウイロウよりも弾力と葛餅のような滑らかさがある。 茶色はニッキ味。私はこのニッキの方が好き。 帰りの電車は特急なので二人がけシート。 あったかいお茶を買って、祗園饅頭の「しんこ」を食べる幸せ! おっと、もう一つ忘れてた。 帰りは「志津屋」でパンを買う。 大学を京都で過ごした時代は、フランスパンにロースハムとオニオンスライスが入った丸い「カルネ」か長い「カスクート」がお気に入りだった。丸いほうはフランスパンの生地だったけど、今もそのまんまの形で売られているのは嬉しい。 岡崎から、七条の国立博物館へ。 帰りは七条から四条まで歩いて、今日はなんと充実した一日! こんなに頑張ってあちこち回れたのも、京都の街の人混みが少なかくて、人に疲れなかったから。 最近の京都はどうしたんだろう? 1月4日に行ったときも人出が少なかったし、今日も四条などは閑散としている。 途中で入ったお漬物屋で「今日は人が少ないですねぇ」って言ったら、そこの女将さんが「そうどすかぁ~。そんなん言われたら寂しおすなぁ~。もうすぐ節分やさかい、また人も増えるんと違いますやろかぁ~」って答えはった。 ほんまに京都のお人は本音をみせはらへんわぁ。 これも戦乱の時代をしぶとく生き抜き京の町を守ってきた京都人の処世術でもあるんだろう。
by mchouette
| 2009-02-02 00:00
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