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FACTORY GIRL
2006年/アメリカ/91分/R-15 6人の分身でボブ・ディランを描く「アイム・ノット・ゼア」が公開中。 それにあわせるように、本作「ファクトリー・ガール」も公開している。 アンディ・ウォーホールのミューズ。 60年代ポップ・カルチャーのアイコン。 ドラッグに蝕まれた末28歳でその生涯を閉じたイーディ・セジウィック。 そんなイーディが恋した青年ボブ・ディラン。 「アイム・ノット・ゼア」にもココという名前でケイト・ブランシェット演じるディラン時代に登場する。 「ファクトリー・ガール」では、映画を観ていないけど、ディランが悪者扱いされているとか。「アイム・ノット・ゼア」ではケイトが「彼女は厄介な子だ」って語るシーンがあった。 イーディ・セジウィック。 写真や記事を通してしかイーディは知らないけれど、ちょっと憧れみたいな気持ちで見ていた。 この映画の予告編でイーディ演じるシエナ・ミラをみて「違う!」って即座に思ってしまった。 イーディに似せたメイクでイーディっぽいけれど…… イーディって重量を感じさせない子。 クレオパトラ・アイと証された当時流行したアイ・メイクをしたイーディだけれど、どっかイノセントな透明感がある子。 存在しているんだけれど肉感的な現実感を抱かせない子。 少女でも大人の女性でもなく、ユニセックスな魅力。 イーティってそんな子ってイメージを持っていて、映像のシエナ・ミラからは受ける印象は重量感、肉感…違うんだな、私には。 ルールや規制の概念を拒絶し、自由でとってもオシャレだった60年代。ファッションとか、あの時代の空気を映像を通して感じたい気持ちもあるけれど、肝心のイーディ役に違和感を持って観たって、実際に映画を観れは又違うのかも知れないけれど、多分イラツクだけだろうなって思って観るのはやめた。 イーディを知らない世代の娘に話したら「シエナは女優としてよりファッション・アイコンとして好きだし、映画雑誌見て、シエナ可愛いって思った。」ってジェネレーション・ギャップなんだろう。 別段、シエナを観たい訳でもなく、ウォーホールそっくりさんのガイ・ピアースとか、本作で描かれているボブ・ディランを「アイム・ノット・ゼア」関連で少し興味あるけれど、当時のエピソードをなぞっただけみたいだから、それだったらイーディの写真とかドキュメント・フィルムをみる方がいいわとなって、娘と二人で映画観る分、2000部限定販売とかいう「写真集」を買った。 イーディの小さい時の写真や家族と写した写真、彼女の描いた絵とかも掲載されていて、当時の彼女を知る人たちの証言などで綴られている写真集。 彼女の描いたイラストなどをみると、可愛いだけではなくって、アーティストとしての感性をきちんと持っていたんだなって思う。 その一方で、父親との確執、父親によって入れられた精神病院、愛情に対する絶望感と飢餓感、などイーディの危うさ、もろさなどが見えてくる。一人の少女の生き急いだ青春。
by mchouette
| 2008-04-29 08:33
| ■映画
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