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「8人の女たち」で一度は鬼門になったオゾンですが、一挙に再浮上して、投げ捨てたオゾンを蔵の奥から出してきたら、こんな写真。
オゾンの顔って… 写真家カール・ラガーフェルド氏が撮ったフランソワ・オゾンのポートレイト。 正面きってまっすぐキャメラをみている。 被写体をこんな風にまっすぐ立たせているのはこの冊子ではオゾンだけ。被写体として素材に余分なポーズは不要なんだろうか。よほど素材に自信があるのか。ポーズをつけると彼が見えてこないのか。ポーズをとっていないところがポーズとなっているところがオゾンらしい。 40歳でこの顔。悪戯好きな少年の雰囲気を残している顔。野心といおうか挑戦的なところも見えるぞ。 メイキング・フィルムなんか観てると、怒鳴ったりとかぴりぴりしたりとか、そんな雰囲気はちっともなくって、柔らかい雰囲気で動き回っている。そんな雰囲気もポートレイトから漂ってる。 こんなオゾンの顔をまじまじと見ていると、オゾンの顔って、彼の作品そのまんまだなって思う。 彼の顔で真っ先に目がいくのが、やっぱり、左の口角がすこし上がった彼の口元。 まさに「シニカル」 このシニカルな雰囲気が漂っているこの口元が、この顔を曲者にしている。 目…鋭い洞察力のある目をしているなと思う。怖くて優しい目…時には鋭く人を射抜くこともありそうな…。 額…こんな額が広く秀でた額って言うんでしょうか。知性を感じさせる。でも、こめかみ辺りに、どうかすると青筋がたつような神経質で繊細な面をちらちらと感じる。 眉と鼻筋はなかなかの美しくてしっかりとした線をしている。 声はとても落ち着いた、柔らかいいい声をしてる。 子供時代の彼は、優等生で早熟な子供だったと思う。とても優しい一面を見せながら、どうかすると、左側の口角をニヤリとさせながら、とても皮肉っぽい笑顔を作り、理論で相手を負かしたのではないかしら。周りを鋭く観察していた、そんな子だったかもしれない。でも、にこっと笑った顔は優しくて、つい、こちらも微笑んでしまうような、そんな引力ももっていた子……。 40歳のオゾン。10年後はどんな顔になっているのかしら。 きっと、この悪戯好きな少年の雰囲気は残しているんだろうなって思う。 オゾンの顔に年齢を感じてしまったら、オゾン作品も、その魅力はなくなるんだろうな。 こうやってまじまじとオゾンの顔の一つ一つ見ていくと、オゾンのこの顔そのものが、まさにオゾンの作品から感じられる雰囲気そのまんま。写真見てつらつら思ったこと書きました。 みなさんはどうお思いでしょうか? こんなことグダグダ書いている私って、やっぱりオゾンが気になるのかしら。 これって、やっぱりオゾンが好き なのかしらね、私は(笑)
by mchouette
| 2007-08-09 00:00
| ■映画・雑記
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