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SKYFALL ボンドシリーズ50周年記念作品となる本作。 オープニング映像は、MI6の極秘情報のHDメモリーを奪った犯人を追いかけてのアクション満載シーン。そしてMの命令によって穿たれた銃弾に倒れ水中深く沈んでいくボンド。 アデルの歌う「スカイフォール」がしっとりと流れる中、ボンドの身体は深く深く沈んでいく……。 ボンドという懐刀を失い、さらにネット社会にあってMI6のような情報活動は時代遅れの無用論も議論され、退陣を示唆されるM。 そんなMに追い討ちをかけるように、MI6本部がMの目の前でサイバー攻撃によって爆破される。 ボンドは? 敵の正体は? これからどんな風な展開をみせるのか…… こんな風に始まった本作「007 スカイフォール」 監督はなんとサム・メンデス。 今までのボンドシリーズとは違って、やっぱりサム・メンデス作品だなって思わせるドラマ性の強い作品に仕上がっている。 とはいうものの、お約束の音楽とともにアクションシーンもあるし、お約束のセリフもちゃんと押さえている。 なんと言っても、今回のボンドの闘う相手となるラウル・シルヴァ役のハビエル・バルデムの存在感あっての本作でしょう。 ジュディー・デンチ演じるMの部下として、MI6の優秀な諜報部員だったシルヴァのMに対する愛憎が生み出した用意周到なる狂気の復讐劇。 復讐劇の最期はMを道連れにすること。 母を慕う幼子のようにMを抱きしめ「ママ」とすがりつく姿がみせる不気味さはハビエル・バルデムなればこそ。 MI6を仕切るMの命令は絶対。 ボンドもMの命令に対しては常に「yes ma'am」 シルヴァにとってもボンドにとってもMの存在自体が絶対。 彼ら屈強の諜報部員に君臨するM そんなMに対する愛憎劇ともいえる本作。 スパイという情け無用の非情の世界。 サム・メンデスが描いた非情の中の情の世界。 Mとボンドの関係、そして「スカイフォール」が意味するものとボンドの過去も明らかに…… ショーン・コネリーが初代ジェームズ・ボンドに決まってから50年。 50周年記念作品ともいえる本作は、イアン・フレミングの世界からジョン・ル・カレの描く世界に近くって、私的には好印象の高評価だけど、今までの007シリーズのファンにとってはどうかしら? Mの幕引きともいえる本作。 ダニエル・クレイグとハビエル・バルデムを両側に、それでもかすまぬジュディ・デンチは凄いなぁ。 本作のダニエル・クレイグは、3作品の中では私の中では一番すんなりと英国諜報部員ジェームス・ボンド役が馴染んでいた。 彼はやっぱりシリアスな作品の方が適役かも。 それからイブ役のナオミ・ハリスが明るさ添えて良かった。 Mに変り、レイフ・ファインズがMI6の長官に。 ジェームズ・ボンドも健在。 さてさて、ボンドシリーズは半世紀を区切りにピリオド? まだ続くのかしら?
by mChouette
| 2012-12-10 10:21
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