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「上海へ」に続いて……
中国ってやっぱり凄い歴史を持つ国なんだ!って痛感させられたのが上海市立博物館。 古代中国、清朝以前の中国の文明がここに結集されているといってもいいほどの展示。 本当に見ごたえのある博物館。 春秋以前のさまざまな民族衣装に施された刺繍の見事さ。それぞれの時代の陶磁器、書画、印璽のコレクションに驚かされる。古代エジプト文明にも匹敵するほどの古代中国の高度な文明。さすが、中国4千年の悠久の歴史。 だから民族間同士の勢力争いも絶えなかったんでしょうね。 それでもさまざまな問題を内包しつつも、人口、国土面積においても世界最大の単一国家であり続けているところが、中国(というより漢民族というべきなのかな)の強さと周到なる粘り強さなんだろう。常に風を読み、風に靡くことなく智を働かせてきた国ともいえるんじゃないかな。 豫園 上海で人気の観光スポットだけあって、国内外問わず訪れる人が多いこと。それぞれに私たち童謡、ガイドがついているみたいで多国籍言語が飛び交う。 豫園の周辺は豫園商城と呼ばれ、土産物店や飲食店が軒を連ね中国的な高層建物が並んでいる。日本の浅草界隈の賑やかさ、それ以上かな。 豫園は明の時代、役人だった潘允端が父のために建造したという庭園家屋で、1559年から1577年の歳月をかけて造営されたもので、その間に肝心のお父さんは亡くなったとのこと。 こういうのをみると、西洋の王侯貴族たちの城も半端じゃないけれど、中国の金持ちも半端じゃない。スケールと懲り方のレベルが日本とは桁違い。庭園の石は全て湖の底から掘り出された自然石なんだそうだ。 日本のお寺の庭園もそれぞれに見事だけど、中国のこんな庭園を見ると、日本はこのミニチュア版、縮小スケールだなぁって痛感。 屋根瓦にこんな彫像が。馬上の人は三国志でもおなじみの関羽とのこと。 日本と比べるとまだまだ衛生概念や公衆道徳のレベルも低く、とってもアンバランスにすごいスピードで急成長している上海。 その一方で戸籍重視の社会にあって農村出身者は肉体労働にしかつけないという実態と、それでもとまらない農村から都市への移住。彼らの抜け道は一生懸命勉強して優秀な学校に入って一流の企業に就職すること。就職でもいまでも戸籍偏重が多く農村出身者には門戸は閉じられているという現実。日本よりももっと切実でシビアな現実の中で生きている。それだけ精神的には日本人よりも彼ら中国人のほうが「生きる」ということに対して数段タフかもしれない。 とにかくいろんなものを雑多に猥雑なまでに抱え込み、人も車もバイクが交錯し、それぞれに自己主張して進んでいく無遠慮な逞しさを感じた上海の町。 そしてお土産となると、あれこれ並ぶお菓子類に思わず引いてしまいそうな上海。 今回の上海旅行。天気予報では旅行中はずっと雨のはずだったけど、ナイトクルーズでは乗船時は雨だったけどあとは雨も上がり、租界時代の建物から現代の高層ビル群まで港湾都市上海の歴史を一望。
by mChouette
| 2012-07-15 00:01
| ■アウトドア・旅
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