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SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN ぞくっとするほどの美貌。そして魔力が衰えたその顔は老醜に…。そこまでも堂々とさらけ出し、そんな彼女の潔さに見ている者もすこぶる小気味よい。 さらってきた乙女の首を持ち、その生気を吸い尽くさんと大きく口をあけるシーンなどは、蛇がその口を大きくあけ獲物を飲み込まんとする姿。 そんな邪悪な魔女ラヴェンナ女王を、嬉々として演じているような、そんな余裕さえ感じられるシャーリーズ・セロン。 体重を増やし、醜女メイクで熱演した「モンスター」でオスカーを手にしたセロンだったけど、私的には、ここまでデフォルメしたらシャーリーズ・セロンでなくっても…地で勝負してこそのオスカー演技じゃないの~?って思ってた。美人すぎるといわれる自分のイメージを壊そうと、あえて挑戦した役だろううな。どこか肩を張った無理が感じられたけど……。本作の堂々のラヴェンナ女王のシャーリーズ・セロンには貫禄さえ感じるほど。 そんなセロンの黒の魔女を際立たせる、CM界出身で本作が長編映画初デビューとなるルパート・サンダーズの映像センスも見事。 金の鏡が溶岩のように、生き物のように流れだし金色のオスカー像みたいになって、ラヴェンナ女王と対話するシーンや、ラヴェンナを包む真っ黒な鳥の群れが飛び散ったかと思うと真っ黒な粉塵となって真っ白な雪景色に吹雪くシーンや、魔力が衰えラヴェンナの着る黒いドレスの裾から徐々に真っ黒なヘドロのようになっていき、その中を這いずっていくシーンとか、3Dばやりで装飾過多の懲りすぎ映像に辟易の目にはとっても新鮮に映る。 スノーホワイトが七人の小人たちに導かれる要請たちのいる森のシーンもファンタジーで、あの大騒ぎした「アバター」はなんだったんでしょうねぇ。 そして肝心の、いちおうは主役ともいえるスノーホワイト役のクリステン・スチュワート。 「トワイライト」キャラから引き続き、本作でも、闘う白雪姫というよりも憂鬱なる白雪姫といったところ。笑わないのがクールビューティと映るのかしらねぇ。 ラストでちらりと笑うんだけどね……。 余談だけど、 Wikipediaによると、ラヴェンナ役には、当初ウィノナ・ライダーにオファーされていたとか。これは、貫禄からいって、美しくも邪悪な女王はやっぱりシャーリーズ・セロンでしょう。
by mChouette
| 2012-06-27 00:00
| ■映画
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