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PLAGIO
1969年/イタリア/88分 本作、内容はほんとたいしたことないというのは公開当時に観ての作品印象。というか何を語りたかったのかほんとよく訳の分らん映画。たぶんにムード優先の映画だったのでしょう。 訳分らんからもう一度みてみたいと思って探してもVHSでも見つからない。見つからないと余計に観たくなる。 そうしてる間にテレビからこの映画に流れていたあのメロディーが。 「ヒロシです~」でお笑い芸人のBGMでこの曲が……ペピーノ・ガリアルディのカンツォーネ・ソング「QUE VEUT CETTE MUSIQUE(邦題:ガラスの部屋)」。 なんでや!と思ったほど。 「ガラスの部屋」と言えば、切なくも哀愁を帯びたこのメロディーと、そして主演の一人のレイモンド・ラブロックの顔が頭に浮かぶ。 この作品で一躍注目され日本のCMにも出ていたこともあるレイモンド・ラブロック。 彼はこの作品のほか数本出演して消えた方なんだけど、レイモンド・ラブロックといえば私の中にずっと残っていたのがこのイメージ↓ そしてこの度本作がDVDでリリース! 早速にワクワクしながら観たけれど…… 10代の若い頃に観た映画を最近見直しても、当時の記憶にあるイメージってさほど違わないのだけれど……、見直してみてのレイモンド・ラブロック。 こんなに記憶に残るイメージと違っていたとは…たいがいショック 甘いイメージならまだしも、甘いマスクというよりもお軽く軟弱。 まるでイタリアのチャン・グンソクやん!(彼のファンの方ゴメン)。 どこが?って映像をよくよく観ると、やっぱり「目」がいけません。 役者は顔が命というけれど、顔の中の「目」が命。 その目がほんと普通の目。 消えるはずやわ、これだったら…… 学園紛争真っ只中のイタリアのある大学を舞台(こんな設定も別段必然性のないとってつけた舞台設定)にした男2人と女1人の三角関係を描いた内容なのだけれど、女性のほうもおでこが狭くって別段に美人でもなかったし、男性二人と較べて彼女の顔が一番大きかったのも記憶通り。もう一人の男性も美形なんだろうけれど笑ってしまう、まぁトレンディ顔というんでしょうか。たぶんに同性愛的な匂いもするのだけれど、その辺りの描き方もとっても曖昧。 で、もっと大きくイメージが裏切られたのは、オープニングもエンディングも「モーニング」というやたら当時に流行っていそうだった若者メッセージソング。 えっ?こんな曲あったっけ? ずっと全編流れていたのは甘く切ない哀愁のメロディ「QUE VEUT CETTE MUSIQUE」じゃなかったっけ? 作中では女の家で、女がつけたラジオから流れていただけ。この曲がテーマ曲だったんじゃなかったの~!?(怒・怒り…) まぁ、作品自体は公開時の印象通り、深みのないムード優先の青春映画というほどもないお粗末映画。 こんなけイメージと大きくかけ離れた映画も珍しい。 やっぱりショックだわぁ! ずっと、ずっと、もう一度みたいと思っていたけれど、あっさりDELETEボタンを押してさっさと頭の記憶から片づけましょう。 お会いすることは二度とないでしょう。
by mChouette
| 2012-03-26 09:15
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