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11月末だというのに暖かな週末。
大阪府知事選と大阪市長選のダブル選挙日だった27日、日曜日。 京都・三条にある京都文化博物館で、12月11日まで開催されている「京の小袖展」に行ってきました。 文化博物館に入るなら、別館になっているレンガ造りの旧・日本銀行京都支店から入りたい。 着物に興味があるというよりも意匠に興味あり。 着物の原型とも言われている小袖が、桃山時代から江戸時代にかけて一気に花開き、円熟。 呉服の老舗企業のコレクションが一堂に集められた今回の小袖展は、染め、刺繍、織りそれぞれに最高の技術の集結といってもいいほど。 織りと絵師と染と刺繍のそれぞれの職人が互いに刺激し合い、一つの芸術作品を創りあげていったといってもいいほど。 時代を経てもなおそんな息遣いさえ感じさせるほど。 桃山時代の小袖は、幻の染といわれている辻が花染めが多い。目を凝らしてみるとその凝った仕事にため息… 吉原の太夫の小袖などは、これぞ大人の粋! 古代紫一色で、肩だけに幾何学模様の刺繍 白金色の地に、刺繍で施した絵柄は襟だけ。肩から裾までこちらは大胆な幾何学模様。 偶々かもしれないけれど、花鳥風月をモチーフにした絵柄でないのもこの時の流行だったのか、はたまた彼女達なりの一線を画した意気なんだろうか。 重要文化財に指定されている、御所車を図案化した紅色の総絞りの小袖の、地の紅と絞りの白のなんとシンプルで、それでいてインパクトのあることか。 豪華絢爛でも本物だけが放つ品位と粋。 大胆で、繊細で、斬新で…時代を超えた揺るぎない美。 ………………………………………………………………………………………………………………… 時間を忘れ、時代の最高の技と贅をたっぷりと堪能した後は遅めのランチタイム。 日曜日の京都・寺町界隈は観光ガイドやグルメガイドをもった人たちの多いこと。 カウンターだけの安くて美味しい洋食屋さんのランチメニュは売り切れ。 野菜中心のおばんざいだから変な今風のレストランよりは無難だろうとおばんざいバイキングの「はせがわ」に入る。店の名は「万采はせがわ」。グルメ雑誌や旅行関係の雑誌に掲載されいたからか店の外は行列で次々と入ってくる。 野菜の炊いたんや酢の物や和え物がそれぞれ大鉢にもってあって、好きなだけ。薄味で、お値段も1050円だから繁華街でこの値段でこの味だったらお手頃でしょう。 やはり食後のコーヒーはゆっくり味わいたい。 三条寺町のスマートコーヒー店に入る。 コーヒーが素直に美味しくって、古い店で満席だけどなぜか寛げる雰囲気。 ここのフレンチトースト、と自家製プリン、それからホットケーキは名物メニューで、3時のおやつに生クリームたっぷりのケーキなんかよりずっといい。 一緒に行った友人と二人、私たちも別腹でフレンチトーストとプリンを半分こして幸せ気分。ランチの後になぜか食べれることが怖ろしい。 手前の小松屋さんでお土産に「きんつば」とこの店の名物「八方焼き」、それからニッキを聞かせた「お芋さん」を買い求め、これは夕食の後の甘いもんに。 京都にいけば、最後はやっぱり甘いもんで締めくくりとなる。
by mChouette
| 2011-11-30 00:00
| ■展覧会・コンサート
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