by mChouette 検索
カテゴリ
全体 ■映画 =映画:あ行 =映画:か行 =映画:さ行 =映画:た行 =映画:な行 =映画:は行 =映画:ま~わ行 ■映画・雑記 ■ドラマ ■展覧会・コンサート ■一冊の本 ■徒然なるままに… ■美味しいもの ■アウトドア・旅 ■勝手にバトン ■ご挨拶・お知らせ 未分類 最新の記事
その他のジャンル
|
映画も劇場まで足を運んで…という映画が本当に少なくなった。
公開作品が一番早く放映されるWOWOWでも録画したい作品が本当に少ない。 TVドラマでお気に入りだった「CSI」もラスベガスを舞台にした「CSI:科学捜査班」、他に「CSI:ニューヨーク」「CSI:マイアミ」もあるけど、お気に入りはチームリーダーであるグリッソム役のウィリアム・ピーターセン演じるチーム・リーダー、グリッソムの「CSI:科学捜査班」。これも彼が第9シリーズで降板し、製作側にまわり、かわってローレンス・フィッシュバーンがメンバーに加わったけど、どうもピントこなくって、シリーズもここまでくると些かヤキがまわった感ありでCSIシリーズもここでおしまい。 お気に入りのシネフィル・イマジカも、たまにオオッよくぞ放映を!って思う作品もあるけれど、生誕80周年特集で毎月2本ずつゴダール作品を放映していて、DVDを持っていないものは録画しているが、ここんとこご無沙汰が多い。 そんな私のここ数ヶ月のお気に入りチャンネルはAXNミステリー・チャンネル。 ミステリー・チャンネルからAXNミステリーチャンネルで新装オープンして1周年ということで、ヒッチコックがテレビ界に進出して製作した「ヒッチコック劇場」だの、「ミス・マープル」や「シャーロック・ホームズの冒険」、フランスで1992年からずっと続いている長寿ドラマ「女警部ジュリー・レスコー」などのTVドラマを曜日別に2時間枠で第一話から再度放映されていて、以前はランダムにしか観ていなかったけれど、録画して欠かさず見ている。 海外のTVドラマって予算が潤沢なんでしょうか。映画に引けをとらない衣装や美術も堪能できるのも魅力の一つ。 「女警部ジュリー・レスコー」は、20年近く続いているシリーズだから、レスコーの体型もスレンダーな頃から中年体型になっていき、幼かった娘サラとバブーの二人もだんだんと大きくなってオマセなお年頃になっていき、ホームドラマの要素も盛りこまれていて、レスコー一家を見守っているような気がしてくるのも長寿の要因なんでしょうね。フランス社会も垣間見れるのも面白い。 「ミス・マープル」はイギリスの片田舎の風景だとか、住宅だとか、クラシカルな服装だとかもお気に入り。 今年はアガサ・クリスティ生誕120年ということもあり、NHK・BSでもTVドラマ「ミス・マープル」が放送されていたけれど、こちらのミス・マープルは2代目のジェラルディン・マクイーワンさん。 二人のミス・マープルを較べるとジェラルディンさんは可愛いおばあちゃんだけど、好奇心というよりも野次馬根性みたいに思えるところがあって、やはりクリスティ本人のたっての希望のジョーン・ヒックソンさん演じるミス・マープルが好奇心と思慮深さのバランスがよくって好き。オープニング映像から好きな作品。 先日は、18世紀ルイ15世統治下のパリを舞台に、王国高等警察の警視の顔と、宮廷に出入りする侯爵という2つの顔を持つニコラ・ル・フロックの活躍を描く「王立警察 ニコラ・ル・フロック」8話全編を見終わったばかり。これも初放映は2年ほど前だったでしょうか。 まぁ、日本の時代劇TVドラマの旗本退屈男か暴れん坊将軍か遠山の金さんといったところでしょうか。でも洋服に見慣れた眼には18世紀の衣装とか馬に乗る姿も裃姿よりも素敵だし、女性もしたたかに動くのもテンポよく、今回の放映では毎週欠かさず見ていたお気に入り。 「名探偵モンク」なども時折楽しく見ている。 先日の放送ではモンクの弟で、兄のエイドリアン・モンク同様に几帳面で神経質で、相手が子供だろうが、こうと決めたら決して曲げない頑固者でそのうえ広場恐怖症で自宅から一歩も外へ出ることができないという弟アンブローズ・モンク役でジョン・タトゥーロが。 ヒッチコック劇場は子供の頃TV放映されていて毎週楽しみにしていた番組。ヒッチコック自身がナビゲーターをつとめ、話を中断させられるCMを皮肉ったりとユーモアのあるお喋りも面白かった。見直すと若き日のジーナ・ローランズやロバート・レッドフォードなどが出ていて、あれっとうれしい発見がある。 英国グラナダTV製作ジェレミー・ブレッド主演の「シャーロック・ホームズの冒険」でもジュード・ロウが出ていて、セリフが一言だけだったからまだまだ新人の頃だったのでしょう。美しい目をしていて似ているなって思ってエンドクレジットをみていたらJude Lawの文字が。 先日見た第5話のバークレー大佐殺害事件を扱った「まがった男/The Crooked Man 」では、若き日のバークレー役でジェームズ・ウィルビーが出ていた。これも似ているなって番組の最後のクレジットで確認。 ジェームズ・ウィルビーといえば「モーリス」でヒューグラントと同性愛関係になるモーリスを演じヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞したけれど、それ以降の彼の役って卑怯な男とか小心者とか偏屈な役が多い。やや奥目っぽい彼の風貌が狡猾っぽく見えるからでしょうか。 「サマーストリー」(1988)では旅先で村娘と恋に陥り結婚の約束をした青年が、都会のサロンで繰り広げられる知的な会話や垢抜けた空気を前に、彼を追ってきた素朴な村娘を置き去りにし、晩年になって彼女の墓を前に若き日の過ちを悔いるという物語。 「ハワーズ・エンド」(1992)は、別荘ハワーズエンドをめぐる二つの家族の人間模様を描いた作品で、彼はハワーズエンドに固執する資産家の長男の役。 BBC製作の「チャタレイ夫人の恋人」 (1993)では戦争で下半身不随になり、傲慢で偏屈なチャタレイ卿を。チャタレイ夫人はション・ビーン演じる森番のメラーズに走る。 イギリス階級社会を描いた「ゴスフォード・パーク」では、一族の放蕩者で、気位だけは高い見栄っ張りな男の役。アルトマンの晩年の作品で英国のそうそうたる役者達が多く出演していて、重厚なドラマの手ごたえがある作品。 どちらかというと「アナザー・カントリー」派の私で別段ジェームズ・ウィルビーのファンでもないけれど、モーリス以降出る役がみんな嫌な奴というのも珍しいな、一つぐらいいい役ってないのかしらって思っていたから、シャーロック・ホームズでも恋敵を敵方に売り渡した卑怯な役の彼に、またまたって感じ。彼自身は確か父親が軍人で、彼もモーリスと同じくパブリックスクール出身だったんではなかったかしら?記憶が定かではないのだけれど。結婚も早くって子供が4人。私生活ではきっと良き家庭人なんでしょう。
by mchouette
| 2010-11-12 00:00
| ■映画・雑記
|
ファン申請 |
||